こんにちは!
米国ETFを買って、配当金をもらいたい!高配当ETFにはいろんな商品が出されていますが、最近話題になっているVYMとJEPIの2銘柄。どっちを買えばいいのか迷いますよね。
今回は人気の米国ETFであるVYMとJEPIについて、それぞれのメリットデメリットなどを比較してみました。
よければ参考にしてみてください(^^
この記事に書かれていること
- VYMとJEPIの特徴
- VYMとJEPIのメリット・デメリット
- VYMとJEPI、それぞれ買うのに向いている人
それでは参りましょう!
ETFとは
Exchange(取引所で)Traded(取引される) Fund(投資信託)のことです。
- 株式と同じように上場している。
- 株式と同じ方法で売買できる。
- インデックスファンドである。
ざっくりとこのような特徴があります。
VYMとJEPIはどちらも人気な米国ETFですね(^^
VYMとは
大人気の米国高配当ETF!
米国約400銘柄に分散されている高配当ETFです。
配当利回りは2023年10月時点で3.2%となっています。
どうして人気なのか
VYMの魅力は大きくこの3つ!
①分散力◎
②増配力◎
③コスト◎
①分散力
株式投資においてリスクを抑えるには、やはり分散が超大事!
値動きの異なる銘柄を幅広く保有しておくことで、どこかの銘柄が下落してしまっても、ほかの銘柄たちがカバーして損失を抑えることができます。
VYMの構成は米国の高配当株400社以上!申し分ない分散力ですね(^^♪
②増配力
リーマンショック時に減配したものの、2011年以降は12年連続で増配!!
また、直近5年間の年平均増配率は7%と非常に高い増配率を誇ります。
③低コスト
VYMの経費率は0.06%!
100万円分のVYMを購入した場合でも、年間600円のコストです。す、すくな~い(‘Д’)
低コストで安定した配当金。
この安定感はやはりVYMの素晴らしい魅力(*^-^*)人気なわけですね~
JEPIとは
分配利回りが10%越えの、超高配当ETF!(ただしムラあり)
米国株と債券を組み合わせて、「値上がり益と高配当の両方を得る」ことをめざすETFです。
米国株:債券=8:2の割合で構成されていて、
米国株の値上がり益も狙いつつ、債権を組み合わせることで株価変動を抑える、という狙いがあるみたいですね。
なぜこんなに高配当なのか
ここで組み込まれている債権が、特殊な仕組みになっているみたいで。
コールオプションの売りというのをしているようなんですが、わたしにはその説明がよくわからず(^-^;
お金をお米にした例をみて何とか解釈できたので、簡単に説明してみると、こんな感じ。
地主のAさんが土地をBさんに貸します
- Aさん:毎月土地代(1万円)だけをもらう
- Bさん:収穫したお米はすべてBさんのものになる(豊作・不作にかかわらない)
もしお米の収穫量によってAさんの収入が変動する場合、
収穫量の半分をAさんがもらえて、お米1kg→1000円とすると、
- お米の収穫が100㎏のとき→Aさんがもらえるお米は50㎏(収入5万円)
- お米の収穫が10キ㎏のとき→Aさんがもらえるお米は5㎏(収入5000円)
豊作の時は利益が大きい一方で、不作の時は利益も少なくなります。
ですが、さきほどの仕組みを適用すれば、
- お米の収穫が100㎏のとき→Aさんが貰うのは土地代の1万円のみ。
- お米の収穫が50㎏のとき→Aさんは土地代の1万円は確実に貰える。
お米がいくら豊作(=株価が上昇)でも、Aさんの収入は増えない一方で、不作(=株価が下落)でも、安定した収入を得ることができます。
これによって、豊作・不作(株価の変動)による影響をおさえる仕組みになっています。
下落に強い一方で、上昇する力も弱め。株価の値上がり益はそこそこに。配当はしっかりいただけるETFですね。
どちらも魅力的なETFですが、これからこの2つを比較してみましょう!
ふたつを比較。それぞれのメリットデメリットは?
VYM | JEPI | |
---|---|---|
経費率 | 0.06% | 0.35% |
分配利回り | 3.28% | 10.09% |
分配月 | 3・6・9・12月 | 毎月 |
基準株価 | $105 | $55 |
銘柄数 | 約400 | 117 |
純資産額 | 479億ドル | 292億ドル |
設定日 | 2006年 | 2020年 |
VYMのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
低コストで運用できる 安定した実績がある 値上がり益も狙える | 配当利回りが低め 毎月配当がもらえない 1株の価格が高い |
JEPIのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
配当利回りが高い 毎月配当がもらえる 1株の価格が低め | コストがやや高い 配当金にムラがあり不安定 過去の実績がなく先が読みにくい |
経費率(運用コスト)の比較
例えば100万円分のETFをそれぞれ購入した場合で比較してみましょう。
1年間でかかるコストは・・・
- VYM→600円
- JEPI→3,500円
10年間運用すると・・・
- VYM→6,000円
- JEPI→35,000円
10年間運用したときのコスト差は29,000円。長期保有であればあるほど、経費率はかなり重要な条件になってきます。
配当利回りの比較
確かに2022年の平均利回りは10%前後でした。
しかし、2023年の分配金推移を見てみましょう。
配当月 | 配当金 |
1月 | $0.5729 |
2月 | $0.4439 |
3月 | $0.4112 |
4月 | $0.4451 |
5月 | $0.4246 |
6月 | $0.3654 |
7月 | $0.3593 |
8月 | $0.2904 |
9月 | $0.3382 |
雲行きが怪しいですね。しかし下がってるとはいえい8月時点でもまだ6%以上の利回り。高配当であることには違いないですね。
JEPIは2020年にできたばかりのETFなので、今までの運用実績がないのが怖いところ。
2023年の配当が不安定なこともあり、利回り10%を維持し続けるのは難しいかもなあと思ってしまいます(^-^;
対してVYMは2006年からの実績があり、安定した配当を生み出し続けてくれているというデータがあるため、安心して保有を続けられそうだと感じます(*^-^*)
配当年 | 配当金 |
2015年 | $2.1490 |
2016年 | $2.2060 |
2017年 | $2.4011 |
2018年 | $2.6492 |
2019年 | $2.8418 |
2020年 | $2.9061 |
2021年 | $3.0961 |
2022年 | $3.2518 |
また、VYMは連続増配を続けてくれていることもあり、将来的には配当が増える可能性が高い点も推せます。
ただ、今の利回りは3%程度。すぐにでも配当金がいっぱい欲しい(‘Д’)という人には物足りないかもですね。
お手軽さで比較
JEPIのうれしいところは、毎月配当金がもらえる点にもあります。
また、1株1万円ほどするVYMに比べて、JEPIは半額の1株5千円くらいで買えるので、手っ取り早く毎月利回りの高い配当金が欲しいな~なんて人には手を出しやすいETFなんじゃないかと思います(*’ω’*)
それぞれを買うのに適している人
VYMが適している人
- 長期的に安定して配当金が欲しい人
- 資金に余裕がある人
JEPIが適している人
- 毎月配当金が欲しい人
- とにかく今、高利回りで配当金が欲しい人
筆者のわんわんおは長期で安定した配当金をもらい続けたいので、米国ETFはVYMをメインで保有しています^^
でも毎月配当金もうれしいのでJEPIもちょびっと買ってます(笑)割合的には1:9くらいですね。
米国ETFを買って配当金をもらおう!
今回は高配当で人気な米国ETF2種類を比較してみました。
あなたの目的に合ったETFを選んで、配当金ライフを楽しみましょう(^^♪
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